デッキ遍歴

2012年11月2日 mtg
積極的に流行を取り入れていくさかなさんは人間の鑑

・白単
身内でカジュアルに楽しんでいた頃、アレコレと教わりながら組んだものだ
おれにマジックを教えてくれた同居人Hが黒、同居人Mが緑を使っていたので、ごく自然な流れで白を使う流れに
陽光尾の鷹、ありがたい老修道士などが飛び出す素敵なデッキだった。エースアタッカーはメドウグレインの騎士
デッキの中身はほとんどコモンとアンコばかりで明らかに単体のカードパワーが低かったため、聖なる心やら毎日の処方、夜明けの宝冠などのオーラをわんさかくっつけてなんとか効率よくライフを削ろうと試みていたものだ
しかしさすがにカジュアルとはいえど構築ではオーラ戦術はチートコードと呼べるはずもなく、単体除去で1:3交換とかやられまくっていた
そもそもこっちのデッキは上記のような状態であるのに、hymnやらアリーナ、滅びとかの除去をガンガンに積んでるクリーチャーヘイトな黒コンに勝てるわけがなかった
さんざん除去と手札破壊を受けた後に罪を与えるものがひょこっと現れ十数点削られたり(畏怖持ちなので白単では止めようが無い上、当時は墓地をどうにかしようなどという発想自体が頭に無かった)、フェイジが飛び出してきてワンパンで殺されたり、アーボーグと貴重品室から出る膨大なマナからドレインとか、それはそれはやりたい放題されていたものだ
その後、ピン除去をかわせるプロティションの重要性に気付き、ヴェクの聖騎士、万物の声などを採用し始める
しかし身内のエルフ使いのデッキを見ていて、どうやら部族で固めた方が強いようだということに気付き、ちょうど当時売られていたローウィンブロックのカードでキスキンデッキっぽいものを作成する
しかし何故か最終的にはスプリングジャック飼いやスプリングジャック牧場でヒツジをばら撒き、鏡の精体で全体強化パンチという「部族? なにそれおいしいの?」なデッキになっていた
ちなみにおれが初めて購入したシングルは、松戸の二郎へ行ったついでに寄ったホビステだかなんだかで手に取った万物の声/100円
600円払えば腹いっぱいに二郎食えるのに、この妙な紙切れに100円出すのか? 正気なのかおれは? と自問したのをよく覚えている
あと絵違いの再録という概念を教えてくれたのはヴェクの聖騎士だった
おれが初めて見たヴェクパラの絵はお馬さんを連れたナイスミドルだったのだが、どっかの店で店員に品名告げて出てきたカードはなんかKKKだかパナウェーブだかのような白い三角帽子を被った変態だった。あの衝撃は忘れられない

・赤エレメンタル
だんだんとマジックにハマり始め、オークションのカードまとめ売りに興味を持った時期があった
とりあえず安くたくさんのカードが手に入ることが嬉しく、質よりも枚数で品物を選び落としていたものだ
届いたものの中に白枠の稲妻があるのを見つけ、おれは歓喜した
さんざんhymnに苦しめられた経験から「古いカード=強い」という方程式をすり込まれていたからだ(※当時はM10での再録前)
1マナで3点もダメージが入る! でもショックでも似たようなことできるけど……稲妻は古いカードだし強いんだ! さぁ使おう! という思考に走るのは当然のことだった
そんなわけで赤単を組むことに。キスキンと同じく部族で固めようと考え、赤い部族を探し、新星追いのパワーに一瞬で魅了され、それを中心にしたデッキとなった
炎族の先触れでサーチ、煙束ねで加速、白熱の魂炊きで全体強化&能力で新星追いを出して先触れを覇権。ターンエンドには次の新星追いを持ってくるという流れが理想。まぁ上手くいくことはそうそう無かったが
あとは炎の儀式やら煮えたぎる歌で加速して早めに敵愾を出し稲妻連打→トークンでビートダウンとかいうプランもあった
ひたすら除去に弱いクソデッキではあったが、検索もせず自力で組んだデッキだったので愛着はあった

・親和エルフ
なんとなく部族デッキが好きになりつつあったので次は緑に手を出した
同居人Mがサバイバルエルフを使用していたので、おれは親和エルフを組むことに
当時は垣間見る自然が1000円ほどで買えたのだが、当時にしては思い切った買い物だった
デッキ仕様としては、当時はまだエムラクールがいなかったため、ひたすら並べて踏み荒らしで決めたりとか、樺の知識のレインジャーから出る色マナを活かして苦悩火で焼いたりとかしていた
エルフを使い出したのがちょうど町田に引越してきたのと同時期だった
当時はまだ町田アメも一刻館もなく、マジックの環境は整ってなかったなぁと思う
しょっちゅう秋葉原まで出かけては駅前のフリースペースとかコーヒーショップでたろ吉と対戦していたものだ

・マーフォーク
この頃になると「単色デッキは弱い」ということに気付きつつあったが、すでに3色も作ってしまったためか、半ばやけで全色の単色デッキを作ろうとか考え始めていた
そんなわけで部族的にさっさと作れそうなマーフォークに着手
もちろんまだFoWなどの高額カードに手を出す覚悟はなかったので安いカウンターとか色んなマーフォークが入っていた
海の歌姫とか高潮測り、休賢者、釣り合いとかも入れたり抜いたりしていた
正直微妙なデッキではあったがそこそこ強く、カジュアルで楽しむにはちょうどいい塩梅であった
それにしてもこの当時は霊気の薬瓶が1000円ほどで買えたものだが、最近の価格を見ると値上がりしたものだなぁとしみじみ思う

・スタン期
身内でのカジュアルレガシーだけでは飽きたらずスタンダードに手を出し始める
ALA~ZENの時期である
ALAが落ちるまではボスナヤ、SOM発売後は黒単、ISDからはハートレスを使っていた

・デッドガイ黎明期
スタンと平行して、いよいよ5色目、黒単を作ろうとカードを集め始める
この頃にはもう町田アメも出来ていたので2500~3000円程度で売られていたボブの特価品を買い漁る
しかし単色で組むのは正直もう飽き飽きしていたので、資産の中でなんとか多色デッキはできないかと考えているうち、目に付いたのは白と黒の組み合わせだった
ボスナヤを作っていたので石鍛冶は4枚あったし、ZENの間に湿地の干潟も揃えていた。白単のパーツとしてルーンの母、セラの報復者、ソープロなども持っていた
黒単を組むときのためと考えhymnも揃えていたしボブも揃えた
ネットで調べた白黒ビートのレシピと自分の資産を見比べながら、その自然な整合に、ヒストリエの4巻で主人公エウメネスが「そうか。このときのためのものだったんだ」と納得したシーンとおそらく同じような感覚を得る
そして誕生日だからと思い切ってScrubLandを4枚購入
こうして最初期のBWは完成した
初期型とはいえ基本戦略は今と変わっていない。ボブと石鍛冶でアドを稼ぐ。ハンデスと除去で相手の動きを制限する
最大の違いは霊気の薬瓶から飛び出すセラの報復者の存在だろうか
装備品との相性もいいし、それなりに強いクリーチャーではあったがいかんせんhymnに黒黒が要求される中で白白を確保するのは難しい盤面もあり、いつしか抜けていってしまった

・デッドガイ黄金期
未練ある魂とヴェールのリリアナが出てきたくらいだろうか
安定して強かった

・デッドガイ発酵期
二色に飽き、色気を出し赤をタッチすることに
赤黒フェッチと赤黒&赤白のデュアラン、稲妻、ラバマンを足して一ヶ月ほど楽しむ
冷静に考えるとコスパ的に最悪だった気がしないでもない…というかt赤用のパーツを購入しだした頃にちょうどRTRのカードが発表され始めたのがネックになってしまった
明らかに赤なんて触っている場合ではなかった
しかしまぁ、いつかまたチタリア赤デッドガイをやり直したいものだ

・デッドガイ新生期
現在
最近RTRが出て、死儀礼のシャーマン、突然の衰微を得てロックス緑デッドガイへと進化した


そんなわけでデッキ遍歴というかおれマジック史でした
こうやって見返すと、やはり後期になるにつれマジックにかける金額が跳ね上がっているなぁと思う
もちろん現在の高価で強力なカード満載のガチレガシーデッキでMLNや町田アメの月イチで優勝目指して奮闘するのも楽しいのだが、それと同様に、酒とか飲みつつ一枚十円もしないようなカードでペチペチとビートしていた頃もなかなかに楽しかったとしみじみ思い出している次第である

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